• 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

インフォリンクでつなげる いい未来へ!環境、エコ住宅、エコカー、食、教育、医療などの「いい未来を創る」ための情報をみんなで共有しよう!


  • ホーム
  • 環境
  • エネルギー シンプル・ソリューション”としてのR水素

エコカー住宅に住もう!エコカーに乗ろう!|生物多様性って?|エネルギーのこと|地球温暖化のこと|環境について語る|国内の取り組み海外の取り組み環境について学ぶ|エコ用語辞典|書籍紹介|団体紹介

R水素が世界を変える10の理由

R水素が世界をどう変えるのか、その可能性を10個にまとめてみました。時間のない方もここだけはぜひチェック!

エネルギーが、みんなのものに


1. R水素社会になると、枯渇しないエネルギーを地産地消できる

R水素のスゴいところは、この一点から始まります。枯渇しないエネルギーを地産地消できるようになると、何が変わるでしょうか。


2. R水素社会になると、一極集中型から分散型へ社会構造が変わる

エネルギーはあらゆる生命に必要不可欠な、衣食住を支える生活のインフラです。ところが現代の社会の仕組みは、大企業が限られた資源である化石燃料を掘り起こし、エネルギーを独占する極端な一極集中型になっています。

実は戦争や環境破壊といった社会問題の裏側をじっくり探れば、根本的な原因はそんな社会の仕組みにあることがわかってきました。限られた一部の人たちが物質的に豊かになった結果、地球上の多くの人々にしわ寄せがくるという負の連鎖が起こっているのが現在の状況です。詳しくは、「化石燃料社会の不都合な真実」というページに書いていますが、エネルギー問題は現代社会の根本的な問題なのです。

一方、分散型の社会構造に変わると、正の連鎖が生まれていきます。これをインターネットの登場に照らし合わせてみると、わかりやすいかもしれません。

インターネットの登場によって、情報の流れは、一極集中型のマスメディアから、ブログやSNSのような草の根型へとシフトしました。発信力のある個人やコミュニティが力を持ち、多様な意見がフラットに世界を駆け巡るようになり、相対的にテレビや新聞が影響力を失いつつあります。その最たる例が、インターネットを振る活用し、幅広い層を巻き込んだオバマ現象ともいえるでしょう。インターネットの登場が、政治のあり方さえも変えたのです。

それと同じことがエネルギーの分野で起こるとどうなるでしょうか。枯渇しないエネルギーという生活の基盤を自分たちの手で、あるいはコミュニティの中でつくり出すことができれば、社会はいい方向へとひっくり返るでしょう。続けて、見ていきましょう。


天気の話をするように、政治の話をしたりして


3. R水素社会になると、政治が身近になる

これは唐突かもしれませんね。でも意外と重要なことです。現在の日本の政治は、乱暴に言えば一極集中型の構造で歩んできました。政治家は財界などの一部の利益を実現し、多くの市民にとっては「代議士に代議されていない」感覚が、ずっとあったような気がします。だから政治が遠くなって、関係ないことに思えてくる。投票率も下がっていく。

確かにエネルギー政策という巨大なお金が動くと、一部の企業に雇用が生まれます。例えば山口県の上関では、8000億円という私たちの税金が、すばらしい景観をわざわざ破壊してまで原発をつくる予算として計上されています。そんな既得権益を持った人たちが、一極をますます際立たせるために政治を活用しているんです。ホントに納得いきませんね!

枯渇しないエネルギーを誰でもつくれるR水素社会では、その既得権益は意味がなくなります。そうしてやっと、市民感覚に近い考えを持った層が政治に参加できるようになるでしょう。教育を何とかしたい!と熱い思いを持った友人が立候補したっていいんです。仲間からどんどん政治の担い手を出していきましょう。R水素社会では政治はますます、身近になっていくのです。


大きな発電所より大きな自然となかよく暮らす


4. R水素社会になると、火力発電所や原子力発電所が減る

エネルギーを必要なときに必要なだけつくることができれば、大規模な発電所が必要ではなくなります。特に原子力発電所は「発電時にCO2を出さない」ということでクリーンなエネルギーとされていますが、原料のウランは限られた鉱物であること、放射性廃棄物が将来にわたってリスクがあること、そして何より私たちのエネルギーを支えるために今なお過酷な被曝労働者たちがいることを考えると、賛成できません。

目まぐるしい”成長”を遂げた20世紀に、莫大なエネルギーが必要だったかもしれません。でもそのツケが、いろんなところに現れ始めています。今考えなくてはならないのは、これから本当に原発をつくってまでエネルギーが必要なのかどうか、自問することではないでしょうか。R水素はその葛藤にブレイクスルーを与えてくれると信じています。


rh2-anime-01


5. R水素社会になると、戦争が減る

R水素で戦争が減るのは、なんででしょう?これもエネルギー問題が社会の根本的な問題になっていることと大きく関係しています。

小林武史さん、桜井和寿さんが発起人のapbank、その監事でもある田中優さんによれば、戦争が起こる原因は、石油、天然ガス、パイプラインが通るところ、水、鉱物資源の5つしかないとか。イラク戦争もイスラエルとパレスチナの紛争も、最近だとウィグルの動乱も、宗教上の対立というよりも石油や天然ガス、パイプラインといった実利をめぐる争いなのだそうです。つい最近でも政治的理由からロシアがヨーロッパへの天然ガスの輸出をストップしたことで、凍死者が多く出たと報道されました。一極集中型の社会では、希少資源であるエネルギーを抑えておくと、にらみを利かせることができるんですね。

私たちがお勧めするR水素が広まれば、水の電気分解をする場合水のある場所が前提ですが、少なくとも今の戦争の大きな原因である石油と天然ガス、パイプラインをめぐって争う理由はなくなるでしょう。どこでも枯渇しないエネルギーがつくれるということは、それくらい大きなインパクトがあることなのです。


6. R水素社会になると、難民や貧困が減る

戦争が減れば、それに起因する戦争難民の数も減るでしょう。また、ビルマのようなエネルギーによって支配している軍事政権も相対的にパワーを失い、貧困層も減るでしょう。彼らは「自分達だけの利益を求める!」という一部の人々のしわ寄せを受けているにすぎないのです。対処療法も大事ですが、仕組みの問題は仕組みを直すことでしか解決できません。R水素は、地球上の誰でも自分のポテンシャルを生かせるような社会の基盤をつくるために必要なのです。


rh2-anime-01


7. R水素社会になると、空気がきれいになる

もちろん環境面でもメリットがあります。もう一度おさらいすると、水素はガソリンなど化石燃料の代わりになれる貴重なエネルギー源です。石油や天然ガスが使われているエネルギーをどんどん水素に変えてゆけば、それだけでCO2の排出が減るだけでなく、その他の有害なガスは一切、排出しません。空気がきれいに→雨→大地→植物→水→海→魚→という風にポジティブな命の恵みの循環になります。


8. R水素社会になると、世界中のクルマをエコカーにできる

発電や肥料などR水素の使い道はいろいろありますが、特に期待されているのが移動や輸送の分野です。今世界で何台クルマがあるか知っていますか?なんと8億台ともいわれ!化石燃料の3割がこの分野に使われていると言われているので、やはりテコ入れすべきポイントでしょう。

そこでR水素ネットワークでは、具体的なアイデアとして水素エンジン普及プロジェクト「Hを燃やせ!」を展開中です。これは今あるガソリンエンジンのクルマを、水素を燃やして動かせるようにコンバージョン=改造しよう!というプロジェクト。

エコカーには、ハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池車などいろいろあり、それぞれにメリットデメリットがあります。また結局、新たに買い換え=消費することに変わりはありません。その分新しい素材が必要になり、また産業廃棄物のことも考える必要があります。私たちは新車ではなく既に出回っているクルマをエコカーにする方法として、水素エンジンカーへの改造を推進します。水素エンジンを40年にわたり、研究・開発をされておられる東京都市大学や海外での関連プロジェクトを支援していきます。


rh2-anime-01


9. R水素社会になると、グリーンな雇用が生まれ、地域がにぎわう。

新しい素材の開発、バイオ技術、スマートグリッドを支えるIT技術など、R水素社会ではさまざまなイノベーションが期待されています。新しいビジネスにお金が流れることで、多様な雇用を生み出すでしょう。

それは別にハイテクなことだけではありません。ビジネスを通して環境問題に取り組むグリーンジョブという言葉が広がっていますが、既存の技術を生かしてエコカーへ改造できる町工場など、新しいグリーンジョブがいろいろ生まれるでしょう。現在、水素バイクへのカスタムを研究・開発にチャレンジしておられる井上ボーリングのようなユニークな会社も出てきています。

また、R水素をつくるには太陽光や地熱、小水力などの自然エネルギーが欠かせません。そこで自然エネルギー事業協同組合REXTAのように、エネルギーで地域を活性化するスモールビジネスにもどんどんビジネスチャンスが巡ってくるでしょう。


rh2-anime-01


10. R水素社会になると、意識がポジティブにシフトする

今まで大小織り交ぜてまとめてみました。細かく言えば「R水素社会では、(空気がキレイになるので)喘息がなくなる」「R水素社会では、(社会の構造が分散化すると、いろんな機能も分散するので、わざわざ満員電車に乗って都心に出る必要もなくなって、海辺とか森の中とか好きな場所で働けるので)人生が楽しくなる」とかいろいろあるでしょう。

でも!私たちが最も強調したいことは、「R水素社会になると、意識がポジティブにシフトする」ということです。

有限のものを争う必要がなくなることは、じわじわココロに余裕を生み出します。今の世界で一番MOTTAINAIのは、ネガティブな仕組みのためにないがしろにされてしまった、人間の測り知れない可能性そのものなのです。エネルギーの源である太陽は、誰でも区別なく公平に地球に降り注いでいます。その恩恵をめいっぱい受けてエネルギーを自給自足できるR水素社会では、今戦争で苦しんでいる人々、飢えや疫病、非識字者の問題が原因で未開発になっている人間の測り知れない潜在能力が解き放たれるでしょう。

人類の最も価値のある人々の人的資源のポテンシャルを解き放ち、その資源を共有することで測り知れなく大きな恵みが与えられます。それがR水素ネットワークの究極のゴールです。


続いて、R水素はどうつくるのかみてみよう!


  • エコ用語辞典
  • エコ住宅用語辞典
  • 家庭菜園辞典

  • インフォリンク・ジャパンについて
  • サイトマップ

エコカー住宅に住もう!エコカーに乗ろう!|生物多様性って?|エネルギーのこと|地球温暖化のこと|環境について語る|国内の取り組み海外の取り組み環境について学ぶ|エコ用語辞典|書籍紹介|団体紹介

  • ホーム
  • 環境
  • エネルギー シンプル・ソリューション”としてのR水素